洋蘭の歴史200年は、原種については・・・乱費、ラン費であった。
園芸は経済が豊かでなければ隆盛しないものである。
18、19世紀の西欧、英国は経済大国。
旺盛な珍奇な植物需要が沸き起こり、需要有れば供給するビジネスが生まれる。
プラントハンターである。
命知らずの男が・・・秘境に分け入り・・・・
アフリカ喜望峰、嵐の海の越えて・・・西欧に膨大な原種を・・・運んだ。
船の上では・・・船乗りに水を飲ませないで・・・ランに水を与えて・・・暴動まで起こる。
船長を殺害・・・・
そういうことまでしても・・・富裕層の珍種熱狂に・・・供給した。
そのDNAが21世紀の現在も残っているのが蘭界。
日本もバルブ崩壊後デフレが続いたが・・・世界的に見れば・・・経済大国。
蘭の一輪の花を見るために・・・自生地にまで行ける身分。
世界の隅々の秘境のどこにも日本人がいる・・・。
そうしてワシントン条約で規制されるまで・・・原種を山から掘るのが・・・、
蘭界では・・・プラントハンターのDNAを継承した・・・崇高なことと認識され続けてきた。
そして・・・現在も・・・一部の愛好家には継承されている。
こういうのを・・・本当の「愛好」と言えるのか?
そういうランでないと・・・優越感も、達成感も・・・蘭展で賞も手にできない。
そういう目的でのラン作りというのは・・・方向が歪んでいるのではないか・・・。
こういう姿を見て・・・「ランにたかる蠅」と・・・陰口を言われた・・・。
植物研究の採集と、愛好者から満足されるための山堀りの違いである。
微妙な違いであるが・・・。
19世紀、20世紀の初めの・・・西欧の話であるが・・・・
でも、つい先ごろのエビネの乱掘、ウチョウランの
そういう情熱と、執着と・・・熱狂の果てに・・・日本の山々から・・・めぼしいランはなくなった!
つまり象牙の密漁と同じ・・・。
欲望は・・・とどまることを知らない。
それに・・・賞が魅力的!
賞狙いの株を手に入れて・・・最短でゴールを狙う。
コンテストのラン栽培。
しかし・・・この栽培法には奈落の落とし穴がある。
つまりラン菌が生息していないコンポストで栽培した場合は・・・必ず枯れる!
つまり秘境の自生地は・・・経済大国の愛好家への原種供給基地。
しかし、無尽蔵ではない!
そういう乱獲を続ければ・・・枯渇するのは当然である。
蘭の愛好者のほとんどは・・・自分で種子を撒いて・・・育てない。
大株を手に入れての栽培。
種子から大株までは・・・自生地が育てる。
これまで、菌根植物の本当の栽培法・・・ラン菌共生の・・・がない状態での、
蘭ブーム、原種ブームを仕掛けてきた。
おびただしい原種が枯れた。
業者から見れば・・・自動車でも、家電でも壊れるから売れる!
蘭も・・・商売としては・・・枯れるから売れる!
そういうビジネスモデルで商売してきた。
その・・集大成が現在の・・・日本の蘭界である。
この先の出口が見えない!
トンネルの先に・・・どんなラン世界が広がっているのか。
一代で終わりのラン業者は・・・未来予測の必要がない・・・。
蘭展もどうなるかわからない・・・。
興行主は・・・冷徹。
未来を読んでいるか・・・・???
蘭費、消耗品をブースで販売する蘭展モデル。
こういう興行で・・・本当に蘭界は隆盛するのか、どうか。
蘭界を活性化できるのはラン菌が生きているペレポストのみである!
このことが理解できないラン業者もいる。
ペレポストは一つの革命である!
これまでの経験も、知見も・・・権威も、プライドも・・・一気に覆した!
これを面白くないと思っても・・・実際に素晴らしい生育をしている!
これまでの栽培法に誤りがあった!
ただ、それだけのことである。
それを素直に認められない人は・・・環境の変化に適応できない人である。
やがて・・・淘汰される定めである。
自然界の掟は・・ダーウインが言うまでもなく冷徹。
人間社会の場合は・・・組織、権力で・・・延命する場合もあるが・・・。
植物栽培は、植物は正直。
これまでの蘭菌削除のラン栽培では、この先に展望がない。
200年の蘭費、乱費・・・を重ねるだけである。
今後何年栽培しても進化はない。
蘭界が・・・組織も、乱も、蘭展も・・・老化するだけである!
蘭界に潜む「老化」。
業者の心に潜む「老化」。
この老化を防ぎ、更に活性化するのは「蘭菌」である。
ペレポストである。
凄いネ。スゴイネ。
・・・唸るほどの生育が・・・蘭界の明日を拓く!
ラン菌の生息しないコンポストでは・・・・唸るほどの生育になることはない!
つまり・・・・もう一度挑戦したくならない!
つまらない男、女と結婚して・・・悩んで末に離婚すれば・・・
前のことがあるから・・・結婚には後ろ向きになる。
ラン栽培も同じ。
うまく作れない経験が・・・二度とランを作る気が起こらない!
婚活にも参加したくない!
そういう気持ちの人が・・・・ものすごく多い!
そういう人を。。。もう一度ランに引き戻せるかが・・・今後の蘭界を左右する!
らんのプロも・・・数人まとまって・・・展示会するモデルがあるが、
これを蘭活とは言わない!
珍品ハンターの一部の人を呼び寄せるだけ!
そういうモデルでは・・・隆盛は望めない。
数寄者愛好の蘭界である。
それなら・・・業者の数が多すぎる!
今の業者が・・・倒産しないで・・・商売を維持継続するには・・・ラン活より道はない。
それにはペレポスト栽培を普及することである!
ペレポストに抵抗勢力があるなどということでは・・・話にならない!
ラン村社会を見直す時期に入っている。
ラン村社会が・・・微妙に蘭の隆盛に影を落とす。
一般の花、草花を愛好している人の性質と、蘭愛好者の性格には微妙に異なるところがあり、
それが愛好の性質にまで反映している。
ラン科植物も・・・自生地では・・・ただの草。
しかし、愛好者は蘭は特別な存在である。
だから、・・・・プライドとジェラシーの塊のようなベテランがいる。
であるが・・・品種改良でRHS登録なし、新種の発見なし、栽培新理論なし・・・
ラン職人。
でも少し違うのは学名が解る、読める・・・原種の名前を知っている!
大御所、権威者・・・。
そういう人は「革命」を好まない。
ペレポストの第二期普及期に突入した。
この10年で・・・栽培マニュアルが完成した。
これから蘭活である。